カメラの知識

カメラ マニュアル

マニュアル撮影!カメラ撮影のやり方

「マニュアル撮影に挑戦してみたい」

「カメラ初心者を脱出したい」

「思い通りに撮影できるようになりたい」

 

とマニュアル撮影に興味があってネットや本を読んで調べているけど・・・・

 

[カメラ用語が難しくて理解できない・・・」

「なんとなく分かった気もするけどれど、いまいち理解できない。」

 

この記事を読まれているということは、マニュアル撮影について実践的で詳しく解説している内容の記事を探しているのではないでしょうか?

 

ご挨拶が遅れましたが、こんにちは。

 

カメラの情報サイト「カメラが好き!」編集部 アマチュアカメラマン歴10年の秀治と申します。

 

私が初心者の時は、マニュアル撮影なんて全然使わず、オート撮影だけでいいと考えていました。

 

しかし、プロカメラマンにマニュアル撮影をレクチャーされてからというもの、どっぷりマニュアル撮影にハマっています。

 

今ではほぼ、9割の状況はマニュアル撮影をしています。

 

マニュアル撮影ってなんだか難しいイメージが先行していますが、マニュアルを知ればもっとカメラが楽しくなります。

 

マニュアル撮影を知らないということは、ディズニーランドや遊園地に遊びに行ったのに、敷地の半分くらいしか知らないとの同じくらい損しているイメージです。

 

ビックサンダーマウンテンやスプラッシュマウンテン乗らずに帰れますか?(ちなみに、筆者は絶叫が苦手です。)

 

勿体ないと思いませんか?

 

難しそうなイメージのマニュアル撮影ですが、実は「やり方」さえ覚えてしまえば、誰でも簡単にできることなんです。

 

マニュアル撮影とは、「記録する写真の明るさと表現方法を自分で決めるだけ」で、難しいことは何一つしていないんです。

 

しかし、「簡単、簡単」と言ってもなかなかイメージできないと思います。

 

今回この記事では、今日カメラを始めた初心者でもわかりやすいように、「マニュアル撮影のやり方」についてレクチャーしていきます。

 

初心者の方でも分かりやすいように、なるべくカメラに関する専門用語も解説していきます。

 

ある程度カメラの知識がある人にとっては、回りくどい説明になるかもしれませんので、適当に飛ばしてください。

 

長文になりますが、ぜひ最後までお付き合いください。

 

最後まで読んでいただければ、きっとマニュアル撮影なんて簡単だと理解してもらえると思います。

マニュアル撮影って難しそうだけど?

マニュアルという言葉を聞くと、難しい気がしてしまいますよね。

 

マニュアル撮影を語る上では、「絞り・F値」「シャッタースピード」「ISO感度」など、難しそうなカメラ用語が並びます。

 

「初心者では無理なのでは??」

 

と思われるかもしれませんが、安心してください。

 

何度も言いますが、「やり方」を知っていれば簡単なんです。

 

やり方を知らないから難しい

突然ですが、あなたはスマートフォンを使えますか?

 

スマートフォンを使うのは難しいですか?

 

おそらくこの記事を読まれている人なら、スマートフォンを使っているし、難しいとも思わないはずです。

 

なぜ、あなたがスマホを使えるのは、ガラケーやパソコン、ゲーム機などを使った経験を通して、無意識のうちに「やり方」を習得しているからです。

 

反対に全く電子機器を触ってこなかった高齢の人になればなるほど、スマホなんて「やり方を知らない = 操作が難しい」と感じるようになるのです。

 

やり方が分かれば、誰でも簡単に!

マニュアル撮影も同じで、あなたは使い方を知らないだけなのです。

 

特にマニュアル撮影が必要となるような人生を歩む人はいないと思うので、知らなくて当たり前なんです。

 

使い方さえ分かってしまえば、誰でも簡単にできます。

 

慣れてきてしまうと、オート撮影よりもマニュアル撮影の方が楽になってきます。

 

それくらいにマニュアルって、簡単にできるものなんです。

 

マニュアル撮影とオート撮影って何が違うの?

まずカメラにデータが記録される仕組みを簡単にざっくり話すと、センサー部分に光を当てることで記録されます。

 

このセンサーに当てる光の量や当て方を調整することで、写真を表現していきます。

 

この段階で分からなくても大丈夫、「カメラは取り込む光の量をコントロールして記録する」とだけ覚えてください。

 

記録する光の量、写真の明るさのことを「露出」と言います。

カメラの撮影の要素

カメラは保存するにあたって、3つの要素を組み合わせることで、露出(光の量・明るさ)コントロールして、写真の明るさ調整します。

 

3つの要素とは「絞り・F値」、「シャッタースピード」、「ISO感度」です。

 

「絞り・F値」

取り込む光の量を調整する役割です。

主に写真の明るさと、写真の背景などのボケ具合に影響します。

 

「シャッタースピード」

光をどれくらいの時間取り込むかを調整する役割です。

主に写真の明るさと、躍動感を伝えるためのブレ具合に影響します。

 

「ISO感度」

取り込む光をどれくらい感知するかの役割です。

主に写真の明るさの増幅と、画質に影響します。

 

それぞれの役割が微妙に異なります。

 

マニュアル撮影では、絞り・F値(明るさ調整・ボケ調整)、シャッタースピード(明るさ調整・ブレ調整)で全体の明るさと表現(ボケやブレ)を調整して、ISOで微調整することになります。

 

料理に例えるなら、目指したい味に対して、塩、胡椒、砂糖の割合を調整していくイメージです。

 

塩味が強い料理にしたかったら、砂糖は少なめがいいですし、甘い感じにしたいなら、塩と胡椒は少なめ、砂糖を多めにすると行った感じに。

 

それぞれ求める目的に応じて、各項目を調整していきます。

 

「全然、覚えられない」

 

と思うかも知れません。

 

難しいカメラ用語が出てきているように感じるかもしれないですが、この時点で覚える必要はありません。

 

とりあえず、「3つの要素で露出(光の量・明るさ)コントロールして、記録する写真の明るさを調整する」とだけ覚えてください。

3要素の役割早見表

要素 役割 影響
絞り・F値 取り込む光の量を調整 露出・ボケ具合
シャッタースピード 光を取り込む時間を調整 露出・ブレ暗い
ISO感度 取り込む光をどれだけ感知するかを調整 露出・画質

オート撮影とは?

オート撮影は、カメラが「最適な明るさ」になるように、「絞り・F値」、「シャッタースピード」、「ISO感度」3つの要素の設定を調整してくれる。

 

オート撮影のメリットは、すべてカメラが調整してくれるので、撮影者は知識も不要で撮影だけに集中できることです。

 

オート撮影のデメリットは、「最適な明るさ」というのがポイントになります。

 

カメラが判断する「最適な明るさ」は、人間にとっての「最適な明るさ」とは違う。

 

普通に使うにはオート撮影でも十分なのですが、すべての要素を無難な設定にしようとするので、どれも中途半端な状態になってしまうことがあります。

 

「ちょっと明るめに!」、「ちょっと暗めに!」のような簡単なリクエストはできるのですが、マニュアル撮影した場合と比べて、微妙な写真になってしまうことが多いです。

 

また、オート撮影はカメラが設定を決めるので、メーカーや機種によっても個性があったり、同じ撮影場所でも少しの変化で明るさが大きく変化するなど、コントロールが難しい側面もあります。

 

オート撮影とは、「頼れるアニキだけれど、全くこちらの要望を聞いてくれないオラオラタイプ」といったイメージです。

マニュアル撮影とは?

マニュアル撮影とは、「絞り・F値」、「シャッタースピード」、「ISO感度」、3つの要素の設定を自分で調整する方法です。

 

基礎的な知識がないと、無茶苦茶な明るさになって、まともに撮影ができません。

 

反対に自分の好みで調整できるので、自由度が高いとも言えます。

 

マニュアル撮影は、「なんでも言うことを聞く子分タイプ」のイメージです。

 

自分がしっかりしないと露頭に迷いますが、適切な指示をすればテキパキとなんでもこなします。

半マニュアル撮影も

カメラの撮影は、オート撮影・マニュアル撮影の2択だけではなく、その中間もあります。

 

半マニュアルとして、「絞り・F値」だけがマニュアルのAモード、「シャッタースピード」だけがマニュアルのSモードもあります。(カメラメーカーによって呼び名が変わります。)

 

「絞り・F値」もしくは「シャッタースピード」を人間が決めると、その他の要素をカメラが自動的に設定してくれます。

 

まさに、完璧な裏方仕事をする「敏腕秘書タイプ」です。

 

一見、これが完璧ではと思うかも知れません。

 

主人の要望を叶えようと奮闘するあまり、時々とんでもない設定にしてしまうこともあるので、過信は禁物です。

 

マニュアル撮影する必要性は?メリットはなに?

マニュアル撮影をする理由は、オート撮影では表現できる内容に限界があるからです。

マニュアル撮影をする理由

例えば、夜景、花火、明暗差が激しい場合ではオート撮影で綺麗な写真を撮ることができません。

 

人間が設定することで、息呑むような綺麗な写真を撮れるシチュエーションもあるのです。

 

そして、マニュアル撮影をする一番の理由は、自分で表現や明るさを決めたいからです。

 

写真を撮っていくと、自分のイメージと機械が作るイメージに差が出てきます。

 

マニュアル撮影であれば、自分の思う通りにできるので、マニュアル撮影を選びます。

マニュアル撮影をするメリット

表現の幅が広がる

マニュアル撮影をするメリットは、オート撮影では撮れないような面白い表現ができることです。

 

極端に暗く、極端に明るく撮影したり、わざとブレた写真にしたりなど、自由に表現ができます。

 

またマニュアル撮影をすると、カメラの原理もわかるようになってくるので、「こうやったら、こんな感じで撮れる」というのが分かってくるので、

表現の幅が広がっていくメリットもあります。

写真の露出を一定にできる

オート撮影の場合、人間から見るとほとんど変わっていない環境でも、少しの光量の変化で、写真の明るさが変化してしまいます。

 

その為、オート撮影の場合、写真の明るさがバラバラなんてことがあります。

 

普通に記録写真ならいいのですが、作品として画像編集する場合、明るさがバラバラだと編集しづらく、統一感もなくなってしまいます。

 

マニュアル撮影なら、環境が変わらない限りは、写真の明るさが揃います。

また違う環境でも、人間が見た感じで写真の明るさを調整できるので、全体の写真の明るさのトーンを調整することができるわけです。

マニュアル撮影のやり方

どの一眼レフ、ミラレースカメラでもマニュアル撮影機能はついています。

 

だいたいダイヤルに「M」と表記されています。

 

ソニーのa7iiiという機種の場合には、Mとなっています。

 

機種によって、ダイヤルで「絞り・F値」と「シャッタースピード」を調整できたり、ボタンで変更したりするので、お使いのカメラの説明書を読んでみてください。

 

マニュアル撮影の設定と流れ

 

「絞り・F値」、「シャッタースピード」、「ISO感度」、この3つの要素を調整することで、明るさと表現を調整していきます。

 

各要素の役割と、どのように設定していくかをみていきましょう。

 

絞り・F値の設定

「F1.8」や「F11」と表記されている要素です。

 

数字が小さくなるにつれて、光を取り込む量が増えることになります。

 

「F1.8」と「F11」なら、「F1.8」の方が多くの光を取り込む状態です。

 

人間で言えば瞳のような役割です。

 

低いF値であれば、暗い場所でも多くの光を取り込めます。

 

反対に絞りというくらいなので、数字が上がると、レンズ内部に羽みたいのができて、取り込む光の量が少なくなります。

 

「絞り・F値」は光を取り込む量をつかさどっていて、明るさ調整とボケ具合に影響する要素です。

 

F値が低いと、光を取り込む量が多くなり、ピントが合う範囲が狭くなるので、ピントが合っている場所以外がボケやすくなります。

 

反対にF値が高いと、光を取り込む量が少なくなり、ピントが合う範囲が広くなるので、広い範囲にピントが合います。

 

なぜかを説明すると、もう理科の授業になるので、そうなるんだと覚えてください。

 

設定の例

 

人物を際立たせたい場合

背景をボカしたい → ピントが合う範囲を狭くする → F値を低くする 

 

という流れになります。

 

ただし、背景をボカしすぎるとなんのこっちゃ分からない写真になるので、ボカしすぎない適度なF値を選ぶ必要があります。

 

例えば、ディズニーランドで写真を撮っても背景をボカしすぎると、どこで撮ったのか、写真を見る人に伝わらなくなります。

 

風景を撮りたい

全体をくっきり写したい → ピントが合う範囲を広くする → F値を高くする

 

という流れになります。

 

ただし、Fを高くしすぎると逆にくっきり度合いが低下するので、あげすぎに注意です。

 

また、全体がくっきりしすぎると、どこが主題なのか分かりづらく、何を伝えいたい写真なのか分かりづらくなります。

 

その為、構図力が求められることがあります。

 

「絞り・F値」の設定で考えるのは?

 

ボカす or ボカさない?

 

被写体をボカしたいのか、ボカしたくないのかを考えていきましょう。

 

ボカしたいなら、絞りを開放。

 

ボカしたくないなら、絞る。

 

暗い場所  or 明るい場所

また場所の明るさも考慮にいれます。

 

暗い場所なら、光が少ないので、開放した方が良い場合も

 

明るい場所なら、光を取り込みすぎるので、絞った方が良い場合も

 

人によっては、基本使うのは一番低いF値のみという人もいます。

 

「シャッタースピードの設定」

 

「シャッタースピード」は、「1/100秒」、「1/2000秒」 、「3秒」という形で表記されています。

 

人間でいえばまぶたのようなものです。

 

「シャッタースピード」は光を取り込む時間をつかさどっていて、明るさ調整とブレに影響します。

 

1秒を基準に、母数が大きいほどシャッターが開いている時間が短い=記録されている時間が短くなります。

 

例えば1/100と1/2000を比べると、1/2000の方が短いということです。

 

シャッタースピードが速い場合、光を取り込む時間が短いので、暗くなります。

 

また、記録している時間が短い分、動いているものが静止しているように見えます。

 

反対にシャッタースピードが遅い場合、光を取り込む時間が長いので、明るくなります。

 

そして、記録している時間が長いので、動いているもの、動いている箇所が一連の動作としてブレて記録されます。

 

動くもののスピードによって、ブレの度合いが変わります。

 

ちなみに、シャッタースピードに対してあまりにも速い物体を取られると、消えてしまうんですよ。

 

手ブレにも影響する

 

シャッタースピードは手ブレにも影響しています。

 

カメラのレンズの焦点距離(レンズが写せる範囲を表す数値)、〇〇mmと表記されますが、この〇〇mmの数字分の1以上のシャッタースピードでないと手ブレをすると言われています。

 

例えば、50mmの焦点距離のレンズなら、1/50秒以上のシャッタースピードでないと手ブレします。(手ブレ補正機能があればもうちょっと頑張れます)

 

50mmレンズの場合、1/50秒以下のシャッタースピードになる場合には、三脚などがないと、ブレた写真になってしまうのです。

 

シャッタースピードの調整で考えるのは?

 

被写体が静止か躍動

まずは、静止したものを撮影するか、動いているものを撮影するかによって決まります。

 

静止しているものなら、「絞り・F値」に対して適切な明るさになるように、シャッタースピードを調整していきます。

 

動いているものなら、ピッタリと止めて一瞬を切り取るか、ブラして躍動感を出すかを考えます。

 

静止させるなら、適切な明るさになる程度で、なるべく速いシャッタースピードを設定します。

 

ブラすらなら、適度なブレるように、シャッタースピードを遅くしていきます。

 

ただし、動くものによってスピードは変わりますので、これは経験を積むしかありません。

 

明るさの調節

シャッタースピードは、暗い場所なら遅く、明るい場所なら早くなる傾向にあります。

 

ただしl上記のようにブラして撮影する場合以外は、どちらかというと「F値・絞り」を基準に、明るさの調整役になることが多いです。

 

例えば、明るい低いF値で撮るなら、速いシャッタースピードを選択しますし、暗い高いF値なら、遅いシャッタースピードを選択します。

 

街中でスナップするなど、普通の撮影要素なら1/100、1/1000どちらでもほぼ静止したものが撮れます。

 

ISO感度

「ISO 感度」とは、ISO100、ISO1000 ISO6000などと表記されるものです。

 

カメラがどれくらい光を感知するかを司る要素で、写真の明るさ調整に影響します。

 

ISOを高くすることで、少ない光でも感知することになります。

 

人間で言えば、暗視ゴーグルをつけるようなものだと考えてください。

 

その為、日中ではほとんど基本のISO100で変更することはありませんが、夜や暗い場所で活躍します。

 

「絞り・F値」と「シャッタースピード」のバランスで基本的な調整して、それでも写真が暗い場合にISOをあげることになります。

 

ISOが高くなると、写真にノイズが出るようになります。

 

ノイズがどんなものか知りたいなら、夜に暗い場所で、スマホで撮影してみてください。

 

ザラザラとした写真になると思います。

 

これがノイズで、、綺麗な写真ではなくなってしまいます。

 

基本的にどのカメラでもISOをあげるとノイズがでるのですが、カメラの性能によっても許容できるISOの範囲が異なります。

 

カメラによって、同じISOで撮影しても差が出る場合があります。

 

プロのカメラマンがなんであんなにデカいカメラを使うかというと、そういうカメラはISOを高くしてもノイズが出づらいという特徴があったりするのも、理由の一つだったります。

 

ISOの調整で考えるのは?

「絞り・F値」と「シャッタースピード」で明るさを調整したけれど、それでも暗くなる場合にISOの値をあげていきましょう。

 

その他としては、くっきり撮影したいので「絞り・F値」を高くする、速く動くものを静止させた状態で撮影したいので「シャッタースピード」を早くするなどしたい場合があります。

 

この時、極端な設定になるのでそれに対応する「シャッタースピード」が遅くなりすぎて手ブレする、「絞り・F値」を小さくしすぎるとピントが合いづらくなるなど、弊害が出てきます。

 

そんな時に、調整役としてISOをあげることで、無理な設定にしなくてもよくなるのです。

 

設定の順番とは?

文章で説明されても、分かりづらいのと思うので、実際撮影する時の手順をシミュレーションしていきましょう。

 

この方法は、人それぞれです。

 

「絞り・F値」を基準に考える人が多いですが、「シャッタースピード」から考えても悪いわけではありません。

 

状況によって順番も変わりますので、参考程度に考えてください。

 

日中に人物を撮影する場合

自分を撮影する(ポートレートという)場合、なるべく写真をみた人の目線が人物に集まるようにしたいわけです。

 

そんな時には、被写体の周りの背景をボカす必要があります。

 

その為、こんな設定をしていきます。

 

F値

背景をボカしたいので、ピントが合う範囲を狭くするために、F値を低くします。

 

ただし、F値が低すぎると、ボケすぎてどこで撮影したか分からなくなるので注意が必要。

 

今使っているレンズの一番明るいF値がF1.8だとしたら、F2.8で少し絞る設定にします。

 

シャッタースピード

今回、撮影する被写体は止まっているので、特にシャッタースピードで考えることはありません。

 

F値を基準に考えているので、適度な明るさになるようにシャッタースピードを早くしていきます。

 

例えば日中で、F値がF2.8で少し明るめなので、1/2000までシャッタースピードを調整していきます。

 

ISO

「絞り・F値」と「シャッタースピード」で明るさを十分に調整できたので、ISOはISO100のまま、デフォルトに設定しておきます。

 

要素 設定の考え
絞り・F値 背景をボカすために、F値は低く
シャッタースピード 適度な露出になるように調整
ISO デフォルトのまま

走っている車を躍動的に撮影したい

日中に街中で走っている車を躍動的に撮影したい場合、「シャッタースピード」を基準に考えてみます。

 

シャッタースピード

 

使うレンズは35mmの焦点距離だとします。

 

動いている車なので、シャッタースピードを手持ちしても手振れしない範囲で1/40と遅くしてみます。(実際の状況によってシャッタースピードは変わります。)

 

絞り・F値

日中で、シャッタースピードが遅いので、写真が明るくなりすぎてしまいます。

 

また、動いているものなので、ピントが合う範囲が狭すぎると、ピンボケになりやすくなります。

 

その為、F値を高い数値にあげていきます。

 

ここではF9まで上げてみました。

 

ISO

ピントを合わせる範囲を広げることを優先させたので、F9まで上げると、写真が暗くなりすぎてしまいました。

 

そこで、ISOをISO100から、ISO200へと一段階上げて、適度な明るさにしました。

要素 設定の考え
絞り・F値 ピントがあいやすいようにF値は高めに
シャッタースピード 被写体をブラスために遅めに
ISO 露出が暗くなる場合は、設定を上げる。

カメラを手持ちで夜景を撮る場合

手持ちで夜景を撮影する場合、基本的に暗いので、なるべく明るく撮影できる設定にします。

 

絞り・F値

暗い場所のため、なるべく光を取り込めるようにF値を低くします。

 

使っているレンズの一番明るいF値がF1.8なら、F1.8にします。

 

シャッタースピード

今持っているレンズが50mmだとしたら、なるべく手振れがしないギリギリのシャッタースピードを1/50に設定します。

 

ISO

「絞り・F値」と「シャッタースピード」でも、写真の明るさがまだ暗いので、ISOで調整していきます。

 

夜なので、ISOをISO100からISO1600まで上げます。

 

ちなみに3脚があるなら、F値がF8、シャッタースピードが1秒、ISOがISO100のような設定ができます。

 

3脚を使った方が、ノイズの少ない綺麗な夜景写真を撮ることができるので、夜景撮影は基本3脚が必須になります。

要素 設定の考え
絞り・F値 光を獲れるために、F値は高く
シャッタースピード 手振れしないギリギリのスピードに
ISO ノイズがでない程度まで上げる

マニュアル撮影のQ&A

どうやって明るさや値を決めたらいいのか?

カメラには露出計という、「その設定は俺的には暗いで〜」「明るいで〜」と教えてくれる機能があるのでそれを参考にします。

 

プラス1.0、プラス0.7、マイナス2.0のように表記されています。

 

カメラによっても微妙に異なるので、その癖をみながらプラス0.7くらいでちょうどいいなとか、マイナス0.3くらいがちょうどいいなど、撮影しながら把握しておきましょう。

 

ただ、カメラの基本は少し暗めに撮ることが多いです。

 

迷ったら少し暗めに撮る理由

プロカメラマン含めて、綺麗だなとか素敵なだなと思う写真は、ほとんどパソコンで編集されています。

 

今の写真は、編集することが前提なんです。

 

だからカメラマンは、RAWデータという編集に向いた形式で保存する人がほとんどです。

 

このRAWデータの編集で、極端に明るくなってしまって白でしか表現できなくなる箇所を「白とび」、極端に暗くて黒でしか表現できないところを「黒つぶれ」と言います。

 

「白とび」「黒つぶれ」になると、その箇所は白か黒でベタ塗りされているだけなので、明るさを調整してもその箇所は変化しませんし、質感や情報が一切なくなります。

 

だから、写真はなるべく「白とび」「黒つぶれ」が内容に、明るさを調整して撮影したいのです。

 

「白とび」と「黒つぶれ」だと、「白とび」の方が出やすいので、基本的に「白とび」防止として、少し暗めに撮るのです。

 

経験でだんだん分かるようになってくる

最初のうちは、カメラの露出計を頼りに設定をしていくことになります。

 

ただ、写真を撮っていく中で、大体これくらいだろうという基準が自分の中に出てきます。

 

露出計に頼らずとも、経験から大体の設定を決めることはできるようになってきます。

 

今のカメラは、画面でも明るさをチェックできるので、画面も参考にしたらいいと思います。

 

マニュアル撮影は、毎回設定する必要ある?面倒ではないですか?

 

マニュアル撮影といっても、写真を1枚撮る毎に設定しているわけではありません。

 

オート撮影の場合は、少しの変化でも露出が変わってしまいますが、マニュアル撮影の場合は大きな変化がない場合は、一度設定した状態で、あとは微調整しながら撮影しています。

 

例えば日差しが出てきたら、一段、二段、シャッタースピードを早くするなどです。

 

何度もマニュアル撮影をしていると、瞬時にどの程度の設定にすれば良いかわかるようになってくるので、面倒という意識はありません。

 

ダイヤルを1回回すごとに、どれくらい設定が変化するかもしれっているので、感覚的に設定できる分、むしろオート撮影よりも楽だと感じます。

 

ただし、目まぐるしく撮影対象や設定条件が変わる旅行中、かつ写真が趣味でない同伴者の場合、設定を考える時間も与えられず、一発撮りしかできないことが多いので、オートか半オートで撮影しています。

 

オススメのマニュアル 本はある?

これまでの経験から、本を読んでも理解できないというのが正直なところです。

 

この記事のポイントを抑えてから、マニュアル設定で1時間くらい自宅周辺を撮影してくる方が理解できると思います。

 

またはYouTubeを見て勉強した方が良いと思います。

 

おすすめはゆ〜とびさんのチャンネル」で、これを見ると構図の決め方や、設定の概念よくわかります。

 

ゆーとびさんは、Aモードをメインに撮影されますが、これを見ればマニュアルでも撮影できます。

 

マニュアル撮影とピントのマニュアルは別の話ですか?

マニュアル撮影と、ピントのマニュアルは別の話です。

 

ピントのマニュアルは、ピントを自分が手動で合わせる方法です。

 

写真は3つの段階があって

 

  • 撮影対象、構図を決める
  • 明るさや表現方法を決める ← マニュアル撮影
  • 対象にピントを合わせる ←ピントのマニュアル

 

という感じになります。

 

まったく関係がないわけではありませんが、ピントのマニュアルも奥が深いので別のタイミングでお話しします。

 

マニュアル撮影のまとめ

お疲れさまでした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

かなり丁寧な解説を心がけた結果、かなりの長文になってしまいました。

 

しかし、このマニュアル撮影の方法の知識、つまり「やり方」を覚えれば、スマホを操作するように簡単にマニュアル撮影を楽しめます。

 

マニュアル撮影は中級者。上級者だけのものではなく、初心者こそ使ってほしい機能です。

 

なぜなら、マニュアル撮影をするだけでカメラがもっと楽しくなるからです。

 

何より大切にしてほしいのは、実践してみること。

 

実践していく中で、トライ&エラーを繰り返して得る知識が一番の糧になります。

 

最初の一歩を是非、踏み出してみてください。

 

もし、この記事が気に入っていただけたら、励みになりますので、SNSなどで是非シェアお願いいたします。

 

最後まで、ありがとうございました!

 

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